スマホと比べて画面が大きく動画編集がしやすいタブレット。
しかし、動画編集用にタブレットが欲しいと思っても種類が多くて悩みますよね。
iPadだけでも無印からプロまで世代が豊富にあり、その上、androidタブレットも様々な企業から発売されています。
そんな中、“安い”という理由でタブレットを選んでしまうと後悔するかもしれません。
そこで、この記事ではなぜ動画編集をタブレットでするならiPadがおすすめなのか?という理由と、おすすめの機種・世代をご紹介します。
動画編集用のタブレットはiPadがおすすめな理由
iPadがおすすめな理由は、大きく5つあります。
- iosでしか使えないアプリや機能がある
- 情報が多い
- 高性能
- apple製品との共有のしやすさ
- 高く売れる
実際に1つずつ解説していきます。
理由①:ios(iPhone・iPad)でしか使えないアプリや機能がある
iosでは「App store」を、androidでは「Google playストア」を使ってアプリをインストールします。
どちらのストアも大体同じアプリがありますが、一部のアプリは片方にしかありません。
「じゃあ、iPadを選ぶメリットとは言えなくない?」と思うかもしれませんが、同じアプリでもアプリによってはiosの方が機能が豊富なんです。
筆者は、ipad・androidどちらも所持していて両方の端末に同じアプリを入れて使っています。
ただ、androidの方でアプリを使っていると「あれ?この機能ないんだ」となることがたまにあるんですよね。
最近では少なくなってきましたが、今でもまだ見かけます。
ゆっくり実況などで使われる読み上げ「ゆっくり棒読みトーク」というアプリがあります。
iosではゆっくりボイスにエコーなどのエフェクトをかけることができますが、androidでは機能がないのでエフェクトをかけることができません。
上記の場合、動画編集アプリ側でボイスエフェクトをかければいいのでそこまで問題ありません。
※これはあくまでも一例です。
このように同じアプリでもOSによって違いがあるので、iPhoneを使っている方がandroidタブレットを買うと、今まで使えてた機能が使えなくなるみたいなことも少なからず起こります。
タブレットを動画編集アプリや特定のアプリにしか使わない方ならいいかもしれませんが、幅広い用途で使おうと考えている方は注意してください。
理由②:情報が多い
iosは、情報が多く困った事があっても調べたら大体解決できるので、初心者でも使いやすいです。
これは、iPhoneもiPadも同じappleが作っていて操作画面や設定画面が同じということが大きいです。
androidの場合、作っている会社がそもそも異なるので設定画面などが機種ごとによって変わります。
これにより、ちょっとした設定で頭を悩ませたりして動画編集と関係のないところで時間を使う可能性があります。
他にも、アプリによっては操作画面がiosとandroidで大きく変わり、iPhoneを使っている方がandroidタブレットを使うとどこに何があるか分からなくなるかもしれません。
理由③:高性能
iPadは、無印でも一般的なandroidタブレットより性能が高いのでストレス無く使うことができます。
また、iPad proともなれば「Mac book Air」や「Mac book pro」と同じM1チップやM2チップが搭載されていて、性能はハイスペックノートパソコンと同等クラスです。
androidタブレットの場合、安すぎる物を選んでしまうと動画編集中にカクカクしたり落ちたりする可能性が高いです。
動画編集は重い作業なので、それなりに性能が高くないと編集に支障をきたします。
理由④:apple製品との共有のしやすさ
「iCloud」や「AirDrop」といったappleデバイスで使える共有方法があります。
「iCloud」とは?
appleのクラウドストレージサービスで、複数のデバイスとファイル共有が簡単にできます。
「AirDrop」とは?
apple製品同士でファイルを直接転送するための機能で、Wi-FiやBluetoothを使ってファイルを簡単に転送することができます。
これらの機能を使えば素早く写真や動画を共有でき、動画編集の効率を高めてくれます。
iPhoneやMacを持っている方ならiPadは特におすすめです。
iCloudは、一応androidでも使えますがapple製品同士と違って少し手間がかかります。
androidで共有したい場合は、Googleドライブがあるのでそちらを使ったほうがいいです。
理由⑤:高く売れる
iPadは、昔から人気の商品なので高く売ることができます。
これは、iPadに限らずapple製品全般に言えることですが、appleというブランド力が大きいです。
メルカリなどで調べると、5年ほど前の無印iPadが2万円以上で売れていたりします。(当時の新品価格は約3万7000円程度)
5年使って売却しても半分以上の金額が返ってくると考えればapple製品の凄さが分かります。
5年使ったandroidタブレットの場合、元の性能にもよりますが売却時に2万円以上になることはほぼ確実にありません。
売却して得たお金を新型iPadを買う足しにできるのはとても魅力的です。
androidタブレットはダメなの?そんなことはないけど…
ここまでiPadをおすすめしていると、androidタブレットが良くないと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
昔は、タブレットと言えば「iPad一強!」みたいなところがありましたが、最近ではiPad並みに性能が高いandroidタブレットも出てきています。(Xiaomi Pad 6など)
性能や価格などコスパ最強クラスです。
上記の「iPadがおすすめな理由」というところが気にならないのであれば、購入を視野に入れても良いと思っています。
ただ、iPadがタブレットとして完成されすぎているので現状はiPadを買っておくのが無難です。
今後、androidタブレットの方が良いという時代も来るかもしれません。
動画編集用のおすすめiPad3選
iPadには色々な種類がありますが、その中で厳選したおすすめiPadのみを紹介します。
- 「iPad Pro 11インチ(第2世代)」Wi-Fiモデル→価格を抑えつつ高い性能も欲しい人向け
- 「iPad 無印(第9世代)」Wi-Fiモデル→とにかく価格を抑えて最低限の編集をしたい人向け
- 「iPad Pro 11インチ(第3世代)」Wi-Fiモデル→性能重視で長く使いたい人向け
11インチや128GBをおすすめしていますが、金銭的に余裕のある方は12.9インチや256GBもおすすめです。
※iPad Pro11インチの第1世代と12.9インチの第3世代の性能が同じなので、12.9インチを買う場合は気を付けてください。(第1世代や第2世代を買わないように)
「128GBじゃ足りなくない?」と思うかしれませんが、SSDなどの外部ストレージやiCloudを利用すれば問題ありません。
「iPad Pro 11インチ(第2世代)」Wi-Fiモデル→価格を抑えつつ高い性能も欲しい人向け
iPad Pro 11インチ(第2世代)は、A12Z Bionicを搭載していてM1チップほど高性能ではないですが、動画編集などの重い作業も快適にできます。
ただし、中古品か整備済製品でしか買うことができません。
初期不良などで返却された製品をapple基準で再度整備し、正規品並のクオリティで販売している製品のことを言います。
新品とまでは言えなくてもそれに近い品質で、価格が最大で15%引きになります。
しかも、新品で購入した時と同様にappleの1年保証が付きます。
iPadの購入を検討している方は、一度ストアを確認してみることをおすすめします。
※販売数が少ないので売り切れになっていることが多いです。(定期的に補充されます)
画面解像度 | 2388×1668 |
ディスプレイ | 11インチ |
リフレッシュレート | 120Hz |
ストレージ | 128GB |
メモリ | 6GB |
スピーカー | 4個 |
CPU | A12Z Bionic |
インターフェース | USB type-C |
apple pencil | Apple Pencil(第2世代) |
ちなみに、iPad Pro 11インチ(第1世代)は第2世代と性能もほぼ変わらず価格も安いです。
「じゃあ第1世代でもいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、2つデメリットがあるんですよね。
- 「発売日が2018年11月」
- iosのサポート期間が大体5年と言われているので、そろそろOSのアップデートができなくなる可能性があります。OSのアップデートができなければセキュリティー的にもよくありません。
- 「中古の状態が良くない可能性がある」
- 5年近く使われたiPadを中古で購入するとハズレを引く可能性があります。バッテリーの消耗くらいならまだいいのですが、見極めができないと動作に関わるような不良品を買ってしまうかもしれません。
これらの理由があるので、この記事ではおすすめしていません。
ただ、人にはおすすめしませんが筆者が個人的に使うとなれば第1世代も視野に入れると思います。
「iPad 無印(第9世代)」Wi-Fiモデル→とにかく価格を抑えて最低限の編集をしたい人向け
iPad 無印(第9世代)は、iPhone11と同じA13 Bionicを搭載していて、大抵の作業はストレス無く快適にできます。
ただ、動画編集でもエフェクトやアニメーションを多用したり、長時間の4K動画を編集するとなれば少し心もとない性能です。
また、ストレージが64GB/256GBの2種類しかないので64GBを買う場合は、外部ストレージやiCloudなどを使って色々工夫する必要があります。
ちなみに、最新型のiPad 無印(第10世代)をおすすめしない理由は、単純に価格が約2万円近く高いのでそれならiPad Air(第5世代)を買った方がいいからです。
画面解像度 | 2160×1620 |
ディスプレイ | 10.2インチ |
リフレッシュレート | 60Hz |
ストレージ | 64GB |
メモリ | 3GB |
スピーカー | 2個 |
CPU | Apple A13 Bionic |
インターフェース | Lightning |
apple pencil | Apple Pencil(第1世代) |
「iPad Pro 11インチ(第3世代)」Wi-Fiモデル→性能重視で長く使いたい人向け
iPad Pro 11インチ(第3世代)は、Macbookと同じM1チップを搭載していて、パソコン並みに処理性能が高く動画編集もサクサク快適にできます。
ただし、中古品か整備済製品でしか買うことができません。
初期不良などで返却された製品をapple基準で再度整備し、正規品並のクオリティで販売している製品のことを言います。
新品とまでは言えなくてもそれに近い品質で、価格が最大で15%引きになります。
しかも、新品で購入した時と同様にappleの1年保証が付きます。
Amazonの方でも整備済み製品が販売されていますが注意してください。
apple公式の整備済み製品とAmazonの整備済み製品は保証や整備基準が異なります。
今すぐに欲しいとかでない限り、買う場合は基本的に「apple整備済み」の方で買いましょう。
性能に関して言えばM1チップはまだまだオーバースペック感が否めないですが、長く快適に使うとなればおすすめです。
ちなみに、iPad Pro 11インチ(第4世代)をおすすめしていない理由は、性能が高すぎて持て余してしまう可能性が高いからです。(価格も高い)
金銭的に余裕があってapple製品が好きとかでなければ第5世代を待った方がいいと思います。
画面解像度 | 2388×1668 |
ディスプレイ | 11インチ |
リフレッシュレート | 120Hz |
ストレージ | 128GB |
メモリ | 8G |
スピーカー | 4個 |
CPU | Apple M1 |
インターフェース | USB type-C |
apple pencil | Apple Pencil(第2世代) |
まとめ
- iosでしか使えないアプリや機能がある
- 情報が多い
- 高性能
- apple製品との共有のしやすさ
- 高く売れる
- 「iPad Pro 11インチ(第2世代)」Wi-Fiモデル→価格を抑えつつ高い性能も欲しい人向け
- 「iPad 無印(第9世代)」Wi-Fiモデル→とにかく価格を抑えて最低限の編集をしたい人向け
- 「iPad Pro 11インチ(第3世代)」Wi-Fiモデル→性能重視で長く使いたい人向け
この記事では、なぜ動画編集をタブレットでするならiPadがおすすめなのか?という理由と、おすすめのiPadを紹介しました。
iPad Air(第5世代)も結構良いんですが、リフレッシュレート60Hzというのがかなり惜しいです。