スマホでYouTuberやvtuberの切り抜き動画を作りたい!と思っても、動画編集アプリが多すぎてどれを選べばいいか迷いますよね。
そんな方におすすめしたいのが、無料動画編集アプリ「VITA」です。
なぜ、この「VITA」がおすすめかというと下記条件を満たしているからです。
- 無料
- 高機能
- アプリのロゴ・透かしが入らない
- 商用利用(収益化)ができる←特に重要
有料アプリにもいいものはありますが、できれば無料のアプリが良いですよね。
ただ、無料動画編集アプリは機能が少なかったり商用利用ができない場合が多いんです。他にも、無料で使えるけど機能が制限されていたり、アプリの透かしロゴが入ったりするものがほとんどです。
それらの懸念点を気にせず使えるのが無料動画編集アプリ「VITA」になります。
無料動画編集アプリ:VITAとは?
VITAとは、Snow Corporationが開発した動画編集アプリです。人気急上昇中で全世界2000万ダウンロードを突破しています。
Snow Corporationは、「SNOW」や「B612」などの有名アプリを開発した会社としても有名です。
VITAは、動画編集アプリの中でも数少ない完全無料で全機能を使うことができるアプリです。
他の動画編集アプリでよくある課金の催促がそもそもないので、間違って課金してしまう心配がありません。さらに、広告なども入らないので無駄に時間をとられるようなこともないです。
また、登録不要でアプリの透かしロゴも設定から消すことができます。
VITA:メリット・デメリット
登録不要・完全無料で使えて高機能な動画編集アプリにデメリットなんて正直ないですが、強いて言うならということを書きます。
メリット
- 登録不要・完全無料
- 高機能
- アプリの透かしロゴが入らない
- 商用利用可能
デメリット
- 端末によっては落ちたり固まったりする
- トラッキング・イージングがない
トラッキングは、最近の動画編集アプリなら使えるものが多いので、今後のアップデートで追加される可能性が高いですね。
イージングは、そもそも使えるアプリの方が少ないので追加されたらラッキーくらいに考えています。
VITAは商用利用できるの?できます
VITAは、商用利用することができますが注意点が3つあります。
- ユーザーが作ったテンプレートの商用利用
- 「GIPHY」の商用利用
- テキスト読み上げを使用した違法コンテンツの作成
上の2つは、VITAの制作したものではないからという理由です。
この注意点は、VITAのガイドにある「FAQ」を元に書いています。
ユーザーが作ったテンプレートの商用利用
VITAには、テンプレートが100種類以上あって初心者でも簡単におしゃれな動画を作ることができます。
ですが、商用利用するときにユーザーが作ったテンプレートを使ってしまうと、著作権侵害になる可能性があります。
ユーザーが作ったものであって、VITAが作ったものではないので注意してください。
テンプレートを使う場合は、商用利用しない範囲で使うかテンプレート作成者に許可を取りましょう。
「GIPHY」の商用利用
GIPHYとは、GIF画像(動く画像)を検索・共有できるサービスです。
こちらもVITAが作っているものではなく、世界中のユーザーが作って共有しているものになります。
GIPHYの中には、有名アニメキャラや有名人のGIFが普通にあるので、商用利用しない場合でも使うときは気を付けてください。
また、GIFは動く画像なので検索時に通信量をかなり使う可能性があります。通信制限にならないためにもGIPHYを使う場合はWI-FIに繋ぎましょう。
テキスト読み上げを使用した違法コンテンツの作成
少し長いので結論から言うと、商用利用する場合VITAのテキスト読み上げは“できれば”使わない方がいいということです。
VITAには、音声合成コンテンツがあります。音声合成コンテンツとは「ゆっくりボイス」などのテキスト読み上げのことです。(VITA内にゆっくりボイスはありません)
VITAは、アプリ内にあるテキスト読み上げを使用した違法コンテンツの作成を禁止しており、読み上げ機能を利用して他人の権利を侵害したり、反社会的なコンテンツの制作などに使用してはいけません。
また、テキスト読み上げのところにある補足情報に非営利目的でのみ使用できると書かれていますが、YouTubeやブログは非営利目的の中に入ると詳細情報のところに記載されています。
VITAのガイドにある「FAQ」でも、音声合成コンテンツは商用利用できると書いています。
- 違法コンテンツの作成に使用しない
- 「CLOVA Dubbing」と出典を記載する
- YouTubeなどでは使用できるが、会場案内や広報物の制作などでは使用できない
つまり、常識の範囲内で使用して出典を明記してくれれば使えるよってことだと思います。
あくまで自分が読み取った場合の見解なので、これが確実に正しいとは言えません。
なので、最初に書いた商用利用する場合“できれば”使わない方がいいという結論になりました。
動画編集アプリVITAの特徴・どんなことができるの?
ここからは、VITAはどんな編集ができるのかを解説していきます。
先に結論を言ってしまうと、有料動画編集アプリでできるほとんどのことができます。
- カット・トランジション
- 文字を入れる
- フォントの変更・追加
- 音楽・効果音を入れる
- 画像・動画の追加(PIP)
- アフレコ・音声加工
- モーション
- エフェクト・AIエフェクト
- ステッカー
- 倍速・スローモーション
- モザイクを入れる
- フィルターをかける
- マスク(小窓ワイプ)
- キーフレーム
- クロマキー合成・自動切り抜き
コピー・削除や画面サイズ(比率)の変更などの一般的な編集は勿論のこと、レイヤー・クリップの全表示やすべてに適用などの便利機能もあります。
すべてを紹介すると長くなりすぎるので、上記のものを画像付きで軽く紹介していきます。
カット・トランジション
動画編集アプリなので「分割(カット)」は勿論のこと、「トランジション」も150種類以上と豊富にあります。
トランジションとは、場面切り替えや場面転換のことです。
他にも、タイムラインの白い縦線の位置までレイヤー・クリップを瞬時に調整できる「ここから・ここまで」という便利機能があります。
文字を入れる
文字を入れるだけでなく色々な編集をすることができます。
- 「テキスト」→文字の色を変更したり透明度を調整できる
- 「枠線」→文字に枠線を追加して太さを調整できる
- 「シャドウ」→文字に影を追加して角度や濃度を調整できる
- 「背景色」→文字に背景を追加して範囲などを調整できる
- 「そろえる」→文字を縦書きにしたり中央揃えにしたりできる
他にも、文字の間隔調整をしたりアンダーラインを引いたりすることもできます。
さらに、字幕テンプレートやタイトルテンプレートも豊富で簡単におしゃれな動画を作ることが可能です。
フォントの変更
文字のフォントも変更することができ種類も豊富です。
特に、日本語フォントの数は100種類以上と動画編集アプリの中でも最高峰です。
基本的に動画編集アプリの制作元は海外なので、日本語フォントが少なく後から自分で入れる必要があります。(VITAは韓国)
ですが、このVITAは最初からフォントが100種類以上入っているので、フォントの追加をしなくても使いたいフォントが見つかると思います。
他の動画編集アプリだと、日本語フォントが30種類もあれば多いとなるんですが、VITAの100種類以上は正直驚きました。
音楽・効果音
音楽や効果音も入れることができます。
VITA内にある音楽・効果音だけでも1000種類以上と豊富です。
また、端末やiTunes内の音楽を入れたり動画から音声のも抽出することもできます。
他にも、音量調整や速度変更・フェードイン・フェードアウトなども可能です。
アフレコ・音声加工
音声を録音してアフレコ・ナレーションを入れることもできます。
入れた音声を加工してエコーをかけたりすることも可能です。
音声も、音量調整や速度変更・フェードイン・フェードアウトなどができます。
画像・動画の追加(PIP)
画像・動画を複数枚重ねることもできます。
ただし、最大で三枚までしか重ねることができません。
もしかしたら、今後のアップデートで枚数が増える可能性もあります。
モーション
VITAのモーションとは、アニメーションのことを指します。
モーションには、文字やステッカーに使えるタイプと動画や画像に使えるタイプがあります。
どちらのモーションも種類豊富で、合わせると150種類ほどあります。
エフェクト・AIエフェクト
動画や画像にエフェクトをかけることもできます。
エフェクトも800種類以上と豊富で、レトロ風にしたりフレームで撮影風にしたりと色々なことができます。
また、画像をアニメ風や絵画風にすることのできるAIエフェクトというのもあります。
他にも、人物の体や顔を型取る人物エフェクトもあります。
ステッカー
動画内にステッカー・スタンプを入れることもできます。
ステッカーも1000種類以上と豊富で、絵文字などの一般的なスタンプからエフェクトのようなものまであります。
ただし、ステッカーは基本的にGIF(動く画像)なので、追加しすぎるとアプリが重くなることがあります。
倍速・スローモーション
倍速・スローモーションにすることもできます。
最大で0.1倍速から10倍速まで調整することができます。
他にも、スローモーションを滑らかにする機能や、一部分の速度を変える機能があります。
モザイク・ぼかし
動画や画像にモザイク・ぼかしを入れることもできます。
さらに、モザイク(ブラー)の形を変えたり境界線や画素サイズの調整が可能です。
他の動画編集アプリでは、有料だったりエフェクトを使わないとモザイクをかけれませんが、VITAなら無料で簡単にかけることができます。
フィルター
フィルターをかけることもできます。
フィルターも100種類以上と豊富で、モノクロにしたり映画風にしたりすることができます。
また、彩度やコントラストなどの調整も可能です。
マスク(小窓ワイプ)
マスク機能を使えば小窓ワイプを作ることもできます。
マスクも、一般的な丸形や四角からハート型まであるので、簡単に小窓ワイプや思い出動画を作ることが可能です。
キーフレーム
キーフレームを打つこともできます。
キーフレームとは、素材を動かしたりモザイクの追従などに使える汎用性の高い機能です。
他の動画編集アプリでは、キーフレームという名称が書かれていないので、呼び方がそもそも分からず使い方の検索ができないみたいな状態になりがちです。
ですが、VITAはしっかりとキーフレームと書かれているので初心者でも安心です。
クロマキー合成・自動切り抜き
クロマキー合成や自動切り抜きで人物をくり抜くこともできます。
クロマキー合成は、抜き出したい人物と背景の色が遠くないといけません。
クロマキー合成を使う場合、動画投稿者はグリーンバックやブルーバックのような単色背景を持っている必要があります。
ただ、持ってなくても「自動切り抜き」を使えば比較的綺麗に抜き出すことができます。
この自動切り抜きの魅力は、抜き出したい人物と背景の色が近くても人物を自動で抜き取ってくれるところです。
クロマキー合成でも切り抜けないような動画や画像の人物を切り抜くことができます。
VITA:まとめ
VITAは、欠点という欠点がない動画編集アプリです。
完全無料なのに高機能で商用利用までできるのは、はっきり言って神アプリです。
見やすく使いやすい編集画面に豊富な種類のテンプレートなど、動画編集初心者の方にもすごく優しい作りになっています。
昔は、ここまで高機能ではなく編集画面も今より見づらかったですが、アップデートにより大幅に改善されました。
今後も、アップデートで機能が追加されたり更に使いやすくなると思われます。
YouTuberやVtuberの切り抜き動画に限らず、これから動画投稿を始めようと思っている方におすすめの動画編集アプリです。