CapCut(キャップカット)を使っていると動作が重くなることがあります。
多少重いだけならいいのですが、カクカクしたりフリーズしたりするとそもそも編集ができません。
また、アプリが動画編集中に落ちてしまうと落ちたタイミングで保存されるので『一つ戻る』ボタンが使えなくなり、編集内容によっては1から作り直しになる可能性があります。
他にも、プロジェクトを間違って削除してしまうなんてことも考えられます。
この記事では、重くなる原因と重くなった時の対処法を解説していきます。
CapCutはなぜ重くなるのか?
前提として、CapCut自体そこまで軽いアプリではありません。
CapCutは無料動画編集アプリながら、AIによる自動補正やエフェクトなど驚くほどに高機能です。
それを踏まえた上で重くなる原因を解説していきます。
- 端末のスペックが低い
- ネット回線が悪い
- 容量(ストレージ)の不足
- 別アプリを沢山開いている
- 充電が少ない
端末のスペックが低い
一つ目の原因は、端末のスペックが低いです。
動画編集は、他のアプリなどに比べて端末に負荷のかかる作業になります。
例えば、動画編集のできるパソコンと言われると、性能が高いもの思い浮かべる人は多いと思います。
スマホやタブレットも同じで、端末の性能が良くないと重くなることがあります。
スマホでクオリティの高い動画編集ができてしまう時代なので、負荷の高い作業ということを忘れてしまいがちです。
また、編集でもエフェクトなど一般的に負荷の高いと言われる編集を多く追加してしまうと、カクついたりフリーズしたりする可能性が高くなります。
- スペックの高い端末を使う
- エフェクトなどを多用しないようにする
ネット回線が悪い
二つ目の原因は、ネット回線が悪いです。
動画編集をする場合、インターネットの接続が不安定だと重くなる場合があります。
格安SIMやWi-Fiを使用していると時間帯によって回線が混雑したり、電波が途切れ途切れになったりすることがあるので注意してください。
下記のような混雑が予想される時間帯を避けることで快適に動画編集がしやすくなります。
- 朝の8時前後
- 通勤通学の時間
- 昼の12時前後
- 昼休憩の時間
- 夕方の6時前後
- 退勤下校の時間
- 夜の10時前後
- 仕事や学校が終わって一息つく時間
※通信制限などによる低速モードでも遅くなる可能性はあります。
また、Wi-Fiの電波には2.4GHzと5GHzというのがあり、どちらに繋いでいるかでも変わってきます。
- メリット
- 障害物に強く電波が遠くまで届きすい
- デメリット
- 色々な電化製品と無線帯域が同じなので混雑して不安定になりやすい
- メリット
- 2.4GHzより通信が高速で安定している
- デメリット
- 障害物に弱くルーターから距離が離れると電波が弱くなり、通信が不安定になることがある
環境にもよりますが、基本的には5GHzの方に繋いでおくほうが安定します。
一軒家で、ルーターを設置している部屋と動画編集をする部屋の距離が遠い場合などは、2.4GHzの方が安定することもあります。
どちらも試して環境にあった方を接続しましょう。
また、5GHzをどうしても使いたい場合は、Wi-Fi中継器という離れた部屋でも電波が届きやすくなる機器を使うこともおすすめです。
- 混雑する時間帯を避けて編集する
- ネット回線を変える
- 2.4GHzと5GHzを切り替えてみる
- Wi-Fi中継器を使用する
容量(ストレージ)の不足
三つ目の原因は、容量(ROM)の不足です。
写真や動画を撮影したり、音楽などをダウンロードしたりすることによって、容量が圧迫されていきます。
容量が不足してしまうと端末の動作が重くなり、編集中の動画が保存できなくなる原因にもなります。
なので、定期的に容量を確認することが大事です。
どうしても消したくないデータがある場合は、SDカードやSSDなどの外部ストレージを使ったりしましょう。
- 必要の無い動画や写真を消して容量に余裕を持たせたる
- SDカードやSSDなどの外部ストレージにデータを移す
別アプリを沢山開いている
四つ目の原因は、別アプリを沢山開いているです。
バックグラウンドで沢山のアプリを起動していると、端末の動作が重くなることがあります。
例えるなら、物をいっぱい置いている机で作業している感じです。
なので、動画編集中に使用しないアプリはタスクキルしましょう。
※ホームボタンを押してもアプリを閉じたことになりません。
動画編集中は必要の無いアプリを閉じて、なるべく別のアプリは起動しない。
充電が少ない
五つ目の原因は、充電が少ないです。
ios(iPhone/ipad)であれば、充電が20%以下になると低電力モードになります。
バッテリーの減りを抑制してくれる機能ですが、端末のパフォーマンスも同時に低下するので重くなる可能性があります。
設定→バッテリー→低電力モードで解除することができます。
動画編集をする時は充電に余裕を持たせる。
CapCutが動作が重い時の対処法まとめ
- スペックの高い端末を使ったりエフェクトを多用しないようする
- 混雑する時間帯を避けたり2.4/5GHzを切り替えたりする
- ストレージを整理して容量に余裕を持たせたり外部ストレージを活用する
- 動画編集中は関係のないアプリは開かないようにする
- 動画編集中は充電に余裕を持たせる
動画編集中に重くなると操作を誤ったりする可能性があります。
簡単なミスなら取り返しがつきますが、大きなミスだと編集そのものが無駄になりかねません。
なので、できる限り動作を軽くして動画編集するように心掛けましょう。