CapCut(キャップカット)は、動画に声を入れたり音声効果で声を変えたりすることができます。
また、テキストの音声読み上げ機能もあるので、ゆっくり実況風の動画を簡単に作ることもできます。
この記事では、声(音声・テキスト読み上げ)の入れ方と、声の変え方(ボイスチェンジ)などの音声編集を画像付きで解説していきます。
CapCut:声(音声・アフレコ・ナレーション)の入れ方
プロジェクトを開いたら『オーディオ→アフレコ』の順で押します。
この画面で動画内に声を入れることができます。
マイクボタンをタップ又は長押ししながら喋ることで録音できます。
途中で長押しをやめてしまうと録音も止まってしまうので注意してください。
長押しをやめると録音が終わり音声データが追加されます。
上手く録音できなかった場合は左の『戻る』でリセットしましょう。
また、この画面で音声効果(ボイスチェンジ)を追加することができるようになりました。
注意点としては、音声データの編集画面で追加する音声効果と少し仕様が異なります。
アップデートにより音声効果の強弱などを調整することができるようになりましたが、この画面で編集すると調整ができません。
CapCut:テキストの音声読み上げのやり方
テキストの音声読み上げのやり方を解説します。
- 文字(テキスト)を入力する
- テキストを読み上げる
- 音声を編集する
実際に画像付きで解説していきます。
文字の詳しい編集の仕方は下記参考記事をご覧ください。
文字(テキスト)を入れる
プロジェクトを開いたら『テキスト→テキストを追加』の順で押して文字を入力します。
テキストの読み上げには日本語と英語があるので、日本語で読ませたい場合は日本語で入力しましょう。
文字の入力が終わったら、右端にあるチェックマークを押します
文字(テキスト)を読み上げる
入力した文字を選択して『テキスト読み上げ』を押します。
使いたい音声を選択すると、その場で入力した文字を読み上げてくれます。
好きな音声が選択できたら右下にあるチェックマークを押します。
左端にある禁止マークを押せば選択を解除することができます。
- 風雅メゾソプラノ←NEW
- 優しいレディー←NEW
- 明るいハニー←NEW
- 男子
- 女子
- 少女
- お姉さん
- カワボ
これで読み上げ音声を追加することができました。
テキストの左端に『Aa』というマークが付いて、上に緑の線が出ていればできています。
現在テキストの読み上げ音声は英語も含めると約50種類と豊富にあります。
YouTubeやTiktokでよく使用されている歌いながら読み上げる音声などもあります。
ですが、本当のゆっくりボイス(魔理沙など)はないので注意してください。
別アプリを使えば入れることも可能です。
テキストの読み上げ音声の消し方
テキストの読み上げをすると、文字とは別に音声データが作られます。
つまり追加した文字を削除しても、音声データの方は消えません。
なので『オーディオ』を押して音声データを選択し削除しましょう。
これで読み上げた音声を削除することができます。
テキストの読み上げができないのはなぜ?英語が原因かもしれません
テキストの読み上げは、日本語で文字を追加しているのに読み上げで英語を選択してしまうとできなくなります。
英語で書かれている右の三つは英語のみしか読み上げれません。
入力した文字の中に日本語と英語が含まれている場合は、英語のみを読み上げてくれます。
日本語のテキスト読み上げは英語も読んでくれます。
ただし、日本語のテキスト読み上げで英語を使用した場合、発音は日本語英語になります。
CapCut:声(音声・テキスト読み上げ)の編集のやり方
声(音声・テキスト読み上げ)の編集の仕方を解説します。
編集する際は、追加した音声を押して選択しましょう。
- 音量
- フェード
- 分割
- 音声効果
- 削除
- 速度
- コピー
- マッチカット
マッチカット機能は、音声で使うことは基本的にないのでこの記事では解説していません。
音楽・効果音の入れ方やマッチカット・ビートの使い方は下記参考記事をご覧ください。
位置の移動
声・音声の位置を移動したい場合は『長押し』しながら移動しましょう。
音量調整
声・音声を選択して『音量』を押します。
下のバーをスライドさせることによって音量を調整することができます。
調整したら右下のチェックマークを押します。
音量は最初100で設定されてますが、録音環境によって小さく聞こえたりするので適宜調整してください。
声の音量は、極端に大きくしてしまうとノイズがのったりしてしまいます。
逆に、小さくしすぎると音楽が大きくて肝心の声が聞こえないみたいなことになります。
動画編集でやりがちなミスなので注意してください。
フェードアウト・フェードイン
- フェードインとは?
- 徐々に大きくなったり明るくなったりする効果や手法のことを言います。
- フェードアウトとは?
- 徐々に小さくなったり暗くなったりする効果や手法のことを言います。
声・音声を選択して『フェード』を押します。
フェードインを追加したい場合は『フェードインの時間』を調整します。
フェードアウトを追加したい場合は『フェードアウトの時間』を調整します。
調整ができたら右下のチェックマークを押します。
音声をカットすると、カットした場所によってはノイズがのったりします。
そこで、フェードイン・フェードアウトを使って徐々に変化させることで、ノイズをのせないようにすることできます。
ノイズ対策になるので是非活用しましょう。
分割(カット)
声・音声を選択して白い縦線をカットしたい場所に移動します。
カットする場所を決めて『分割』を押します。
白い縦線のところが分割(カット)されます。
音声のカットは動画のテンポを良くする上で非常に重要になります。
不必要な間は視聴者の時間を奪うことになるので、無駄な時間はカットする方が良いです。
カットする際のコツや注意点などは下記参考記事をご覧ください。
音声効果で声を変える(ボイスチェンジャー)
声・音声を選択して『音声効果』を押します。
好きな音声エフェクトを選択して調整したら右下にあるチェックマークを押します。
音声効果のメニュー左上にある『禁止マーク』を押すことで、現在選択している音声エフェクトを外すことができます。
音声効果を使えば動画内で一人二役を演じたりすることもできます。
声だけでなく、テキスト読み上げの音声にもボイスエフェクトをかけることができます。
- ロリ
- 重厚な声
- 高い声
- 低い声
- マイク独り占め
- エコー
- 歪んだ声
- 電池切れ
- シマリスのような甲高い声
- ロボット
- シンセサイザー
- 電子音
- ビブラート
- メガホン
- Lo-Fi
- ビニール
削除
削除したい声・音声を選択して『削除』を押します。
カットした音声の必要ない部分を削除したり、録音時に間違えてしまった場合などに使います。
速度変更とピッチ調整(音声効果を使わずに声を変える)
速度変更したい声・音声を選択して『速度』押します。
速度は最大で0.1倍速から100倍速まで調整可能です。
スライドさせて調整が終わったら右下にあるチェックマークを押します。
ピッチ(音程)を変更したい場合は左下のピッチを押して速度を変更しましょう。
ピッチにチェックを入れた状態で速度を遅くすると声が低くなり、速くすれば声が高くなります。
速度と連携しているのでピッチのみを変更することはできません。
速度変更とピッチ調整を使えば、音声効果を使わずに声を変えることができます。
このやり方で声を変えているYouTuberも少なくありません。
ノイズ除去
アップデートでノイズ除去が追加されました。
ノイズ除去したい声・音声を選択して『ノイズ除去』を押します。
ノイズが除去が進行中となり再生されるので、除去が完了したら右下にあるチェックマークを押します。
現状、そこまで高性能なものではないのでオマケ程度に考えた方がいいかもしれません。
コピー
コピーしたい声・音声を選択して『コピー』を押します。
同じセリフなどを使いたい場合に、一回一回入れなくて済むので便利です。
音声を使ったMADなどを作るときにも重宝する機能です。
CapCut:声(音声・テキスト読み上げ)まとめ
YouTubeなどで動画にナレーションをつける人は多く、マンガ動画や自作アニメや商品レビューなど多岐にわたります。
動画編集で声を入れることは決して珍しいことではありません。
ですが、音量が小さかったりノイズがのっていたりすると、それだけで視聴者が離れたりすることもあります。
皆がやっている普通の編集だからこそ、手を抜かずに調整をする必要があります。
繊細な動画編集を心掛けましょう。