CapCut(キャップカット)には、トラッキングという指定した対象を自動追尾できる機能があります。
このトラッキング機能を使えば、スタンプやモザイクを人物の顔に自動追尾させて顔隠しすることも簡単にできます。
この記事では、トラッキングの使い方を解説します。
CapCut:トラッキングとは?どこにある?
トラッキングとは…「追跡」や「追尾」などを意味します。
CapCutの場合、対象を指定してスタンプやテキストを自動追尾することができます。
トラッキングは、テキストとスタンプの編集画面にあります。
トラッキングは、スタンプとテキストにのみ使える機能ですが、ちょっとした小技を使えば自分で入れた画像にもトラッキングを使うことができるようになります。
CapCut:トラッキングの使い方
下記動画のように、トラッキング機能を使えば簡単にモザイク・スタンプ追尾ができます。
- 動画を読み込む
- スタンプ・テキストを追加する
- 追加したスタンプ・テキストのサイズ・位置・時間を調整する
- トラッキングを押して人物の顔に合わせる
トラッキングの大まかな使い方は上記の通りです。
実際に詳しい使い方を画像付きで解説していきます。
モザイクスタンプを追加する
プロジェクトを開いたら『スタンプ』を押します。
※スタンプがステッカーという名称に変更されていることがあります。
次に、項目のところを横にスライドして『王冠』を見つけて押します。
その中にあるモザイクを選択したら右端にあるチェックマークを押します。
これでモザイクスタンプの追加ができました。
追加したスタンプのサイズ・位置・時間を調整する
追加したスタンプを選択して二本指で縮小拡大し『サイズ』を調整します。
スタンプを選択しても反応が無い場合は、白い縦線を横にずらしたりしてみてください。
※反応したら端に戻してください。
追加したスタンプを選択したまま、押しながら移動して『位置』を合わせましょう。
次に、モザイクをかけておきたい『時間』まで端をスライドさせて調整します。
トラッキングを押して調整する
調整したスタンプを選択して『トラッキング』を押します。
トラッキングも、スタンプと同じように『サイズ・位置』を調整して顔に合わせます。
※時間はスタンプの時間に依存するので調整はありません。
調整ができたら『トラッキング』を押します。
これでトラッキングすることができました。
調整中に間違って押してしまった場合は、左下にある『リセット』を押して調整をリセットしてください。
顔だけではなく手に合わせたり、別の体の一部分に追尾することもできます。
文字や動物でもトラッキングできる
上記のやり方で、文字や動物でもトラッキングすることができます。
動きが速い犬にも結構綺麗に追尾してくれるので、昔に比べトラッキングの精度が上がっているのかもしれません。
文字の入れ方は下記参考記事をご覧ください。
トラッキングがうまくできない時の対処法
トラッキングがうまくできない時の対処法を解説します。
トラッキングが失敗する原因は主に、追尾する対象の動きが速くて複雑や、トラッキングの調整がうまくできてないなどが考えられます。
追尾する対象の動きに関しては、動画撮影時の問題なので撮影中は極力激しい動きをしないようにしてください。
トラッキングの調整に関しては、トラッキングの円を横長や縦長に変更してみたり、範囲を少し大きめに設定してみてください。
範囲を小さくしてしまうと動きを認識できず追尾しなくなることがあります。
追加した写真・画像にトラッキングを使う方法
追加した写真・画像にトラッキングを使う方法を解説します。
『オーバーレイ→はめ込み合成を追加』で素材を追加するとトラッキングは使えません。
なので『スタンプ→画像・写真追加』から追加します。
トラッキングは、スタンプとテキストにのみ使える機能なので、スタンプから素材を追加すると使えるようになります。
端っこに小さく追加ボタンがあるだけなので意外に知られてない機能です。
CapCut:トラッキングまとめ
CapCutの一般的なモザイク追尾は少し手間がかかります。
『動画を重ねる→エフェクトをかける→マスクでくり抜く→キーフレームで調整』の手順なので、人によっては面倒に感じると思います。
ですが、トラッキングを使えば比較的楽にモザイクを追尾させることができます。
とは言っても、トラッキング機能も完璧ではありません。
完璧な追尾を求めるなら、キーフレームを使って微調整することをおすすめします。